国土交通省はこのほど新千歳、函館、釧路、稚内の4空港を2019年度を
目途に一括して運営を民間委託とする方針を固めた。民間委託により空港ビル
の家賃・使用料に加え着陸料も自主的に設定できるようになるので、これまでより
自由な経営が可能となる。今回のように複数の空港を一括して運営すれば、全体
での収支が経営指標となるので小規模空港の着陸料を下げる代わりに大規模空港
のそれを上げるなど柔軟な施策が実行できる。国管理の空港としては本年7月から
仙台空港が東急電鉄グループの運営になることが決定している。また高松や福岡でも
民営化の検討が行われている。