全日本空輸(ANA)は10月24日で羽田-伊豆大島線の運航を終了した。1955年から60年間にわたる運航の歴史に幕を下ろした。同路線は近年東京竹芝桟橋と大島を1時間45分で結ぶ高速ジェット線の台頭で乗客数が減少し赤字が続いていた。同路線の撤退によりANAが運航する伊豆諸島線は羽田-八丈島線のみとなる。

同時に札幌-広島線及び中部-函館線も運休となるがこの2路線はエア・ドゥへの移管となる。更に国際線では成田-パリ線を休止させ、欧米主要路線を羽田発着に集約させる。まさに時代の合言葉「選択と集中」をANAは邁進するようである。